「塗装のプロとしてもっとスキルアップしたい!」
「自分の技術を客観的に証明できる資格がほしい!」
そんな風に考えている塗装職人さんや、これから塗装業界を目指す方にとって、気になる資格の一つが「一級塗装技能士」ではないでしょうか?
でも、「一級」と聞くと、なんだか難しそうなイメージもありますよね。
- 「実際、どれくらい難しいの?」
- 「どんな試験内容なんだろう?」
- 「資格を取ったら、どんないいことがあるの?」
この記事では、そんな疑問にお答えすべく、「一級塗装技能士」について、その価値から気になる難易度、合格へのステップまで、わかりやすく解説していきます!
1. 一級塗装技能士とは?資格の概要と価値
まず、「一級塗装技能士」がどんな資格なのか、基本から見ていきましょう。
これは、国(厚生労働省)が認める国家資格「技能検定」の一つです。塗装に関する幅広い知識と、熟練した高い技術を持っていることを国が証明してくれる、いわば塗装のプロフェッショナルの証です。
この資格を持っていると、どんないいことがあるのでしょうか?主なメリットは以下の通りです。
- 確かなスキルの証明:お客様や会社に対して、高い技術力を持っていることを客観的に示せます。信頼度がグッと上がりますね。
- キャリアアップのチャンス:資格を持っていることが評価され、昇進や給与アップに繋がったり、より責任のある仕事を任されたりする可能性が高まります。
- 独立・開業時の強み:もし将来独立を考えているなら、この資格は大きな武器になります。技術力の高さをアピールする強力な材料です。
- 公共工事受注で有利に:建設業者が公共工事を受注する際の評価項目(経営事項審査)で、一級塗装技能士がいると加点対象になります。会社の受注機会が増えることに貢献できるかもしれません。
このように、一級塗装技能士は、個人のスキルアップはもちろん、会社への貢献にも繋がる価値ある資格なのです。
2. 気になる難易度と試験内容
では、いよいよ気になる難易度と試験内容についてです。
一級塗装技能士の試験は、「学科試験」と「実技試験」の両方に合格する必要があります。
学科試験
塗装材料(塗料の種類や性質)、塗装方法、色彩、安全衛生、関係する法律など、幅広い知識が問われます。
問題形式は、正しいか間違っているかを選ぶ「真偽法」と、複数の選択肢から正解を選ぶ「多肢択一式」です。広く正確な知識が求められますね。
実技試験
実際に塗装作業を行い、その技術レベルを評価されます。決められた時間内に、指示された通りに正確かつキレイに仕上げられるか、安全に作業できているかなどがチェックされます。
課題内容は、建築塗装、金属塗装といった区分や年度によって異なります。
で、実際の難易度はどうなの?
公的なデータによると、一級塗装技能士の合格率は、例年30%~50%程度で推移していることが多いようです。(※合格率は年度や区分により変動します)
この数字を見ると、誰もが簡単に合格できる試験ではないことがわかりますね。しっかりとした準備が必要な、難易度の高い資格と言えるでしょう。
3. 合格のために必要なこと
難易度が高いとなると、合格のためにはどんな準備が必要なのでしょうか?
- 確かな実務経験:まず、受験資格として原則7年以上の実務経験が必要です(学歴によって必要な年数は変わります)。日々の仕事を通して、基本的な塗装技術をしっかりと自分のものにしておくことが、合格への一番の近道であり土台となります。
- 学科の勉強: 幅広い知識が問われるため、計画的な学習が不可欠です。市販されているテキストや過去問題集などを活用して、体系的に知識をインプットしましょう。特に専門用語や安全衛生、関連法規などは正確に覚える必要があります。
- 実技の練習:試験本番を想定した練習が重要です。制限時間内に、正確かつ安全に作業を完了できるよう、繰り返し練習しましょう。普段使っている道具の手入れや、作業の段取りを考えることも大切です。
独学だけでなく、会社の先輩にアドバイスをもらったり、職業訓練校などが実施する講習会に参加したりするのも、合格への有効な手段となるでしょう。
4. グラフトの資格取得サポート
多くの建設会社や塗装会社では、社員のスキルアップは会社の成長にも繋がる大切な要素だと考えています。そのため、資格取得をサポートする制度を用意している会社も少なくありません。
例えば、受験にかかる費用の一部または全額を会社が負担してくれたり、試験対策の研修会を実施してくれたり、経験豊富な先輩社員が実技指導をしてくれたり、といったサポートが考えられます。
私たち株式会社グラフトでは、代表自身が一級塗装技能士と二級建築士の資格を持ち、「高品質な施工」を何よりも大切にしています。これは、社員一人ひとりの技術向上を重視している証でもあります。
そのため、社員がスキルアップを目指し、一級塗装技能士のような資格に挑戦することに対しても、非常に前向きな姿勢を持っています。
具体的なサポート内容や制度については、ぜひ面接時などにお気軽にご質問ください。あなたの「成長したい!」という気持ちを、会社としてもしっかり応援したいと考えています。
5. まとめ:スキルアップを目指すなら挑戦したい資格!
一級塗装技能士は、合格率を見てもわかる通り、決して簡単な資格ではありません。合格するには、日々の努力と計画的な準備が不可欠です。
しかし、その難易度に見合うだけの、大きな価値とメリットがある資格です。
- 自分の技術力を客観的に証明できる
- お客様や会社からの信頼が高まる
- キャリアアップや収入アップに繋がる可能性がある
塗装職人として、さらに上を目指したい、自分の可能性を広げたいと考えているなら、一級塗装技能士は挑戦する価値のある魅力的な資格と言えるでしょう。
この記事が、あなたのスキルアップへの第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。