梅雨、台風シーズンの前に屋根のチェックを!

普段はなかなか見ることがない屋根ですが、そろそろ梅雨入り。また台風の季節が来る前に機会があるときに一度チェックしてみてはいかがでしょうか?きずいた時には遅いかも⁉と、なる前に早めの対応を!


目次 

1.屋根の種類

2.屋根をチェック

3.塗装ができる屋根

4.塗装以外がいい場合

5.まとめ


1.屋根の種類

屋根の種類は数多く存在しています、塗装ができる屋根材もあれば塗装ができない屋根もあります。

今回は塗装可能な代表的な屋根材2種類と、塗装ができない屋根材1種類を紹介します。国内のシェア率は3種類の屋根材で占められていて、代表的な屋根材は

・粘土瓦

・スレート瓦

・ガルバリウム鋼板

となっています。


・粘土瓦

粘土瓦は粘土で練って成形する屋根材で、日本瓦や和瓦などとも呼ばれています。日本の伝統的な屋根材であり昔は日本のほとんどがこの粘土瓦だったといってもいいでしょう。


・スレート瓦

スレート瓦は天然石で作られた物と、主成分が主にセメントで作られた化粧スレートがあります。天然石を使用したスレートは見栄えが良く高級感がありますが価格が高いため一般住宅ではあまり使用されません。化粧スレートのほうは安価で扱いやすく、遮音性や耐震性が高いとされています。


・ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は金属の板に金属素材をメッキ加工した素材です。鋼板とは鉄に炭素を加えたものでここに亜鉛、アルミ、シリコンを加工するとガルバリウム鋼板になります。ガルバリウム鋼板と似た素材にトタンというものがあります、どちらも金属屋根と呼ばれます。トタンは鋼板に亜鉛のみをコーティングしたもので、ガルバリウム鋼板と比べるとメッキ層が少なく耐久性が低いです、昔はトタンが多く使用されていましたが現在は金属屋根といえばガルバリウム鋼板が主流になっています。


2.屋根のチェック

住宅の屋根は台風が起きた時に被害が出ることが多いとされています。台風が過ぎた後にチェックしてみるのもいいかもしれません。

もし自分で点検するのであればケガや事故に気を付けるとともに、絶対に無理をしないことが大切です。また、屋根が緩やかでも濡れていたり、コケや汚れで滑ってしまい転倒や落下に注意しなければなりません。

安全に点検を行うためにも2階の窓から覗いてみる、足元の良いところで梯子から少し覗く範囲に留めておく方がいいでしょう。

そこで気になる所があれば自分で登って見に行ったりはせずに、業者に連絡をして見に来てもらうようにしましょう。

また、自分で無理はせず最初から業者に連絡をしてプロの目で見てもらうのもいいかもしれません。


3.塗装ができる屋根

国内のシェアの代表的な3種類の屋根を紹介しましたが、その中で塗装が可能な屋根は化粧スレートとガルバリウム鋼板となります。

また、粘土瓦のも塗装が可能な塗料もありますがあまり一般的ではないので今回紹介するのはやめておきます。


・ガルバリウム鋼板 10~25年程度が目安

ガルバリウム鋼板はトタンなどその他の金属屋根と比べると錆びにくいという特徴がありますが、それでも錆びないというわけではありません。

錆が発生していなくてもコケが発生していたり、退色やチョーキングがみられる場合はそろそろ塗装時期になってきていると思われます。


・化粧スレート 8~15年程度が目安

化粧スレートは屋根材の中では比較的価格が安い種類になりますので、数多くの住宅に使用されています。また、粘土瓦に比べると重量が半分程度に抑えられるため施工が容易なことと住宅にかかる負担も少なくなります。しかし主原料であるセメントは防水性が低くメンテナンスサイクルは早くなってきます。カビやコケ、またはかけやクラックなどが発生していればそろそろ塗装時期になってきていると思われます。


4.塗装以外がいい場合

住宅において屋根は一番過酷な場所です、太陽の熱や紫外線、雨や風といった様々な天候にさらされていてメンテナンスサイクルも早めになります。また経年劣化で屋根自体がボロボロになってしまうような商品も中にはあります、その場合はカバー工法も検討した方がいいかもしれません。

カバー工法とは現在の屋根の上から新しい屋根をかぶせる手法で重ね葺きとも言われています。既存の屋根をそのまま使うのでリフォーム費用を抑えられるメリットがあります、また葺き替えよりも工期も短く住みながら工事ができるというメリットがあります。


5.まとめ

屋根塗装を行わない事によるデメリットは非常に大きいと思います。

そのためメンテナンスは必要だと思います。

二階の窓から又はベランダから覗いてみて劣化がみられた場合はそろそろ塗装時期になってきているのだと思います。そういった場合は業者に連絡をとり見てもらった方がいいでしょう、そのような状態を放置していると雨漏りにつながってしまいます。劣化がひどい場合やどういった屋根材かわからない場合もプロの目で見てもらい適切な屋根工事をしましょう。

もし屋根工事をする場合は一緒に外壁の塗装も検討するのもいいでしょう、一度に工事すると足場代が安くすむというメリットがあります。