皆さん、こんにちは。
京都府八幡市を拠点に、近畿エリアで塗装・防水工事を手掛けている株式会社グラフトです。
2026年に入り、塗装業界ではシンナーや塗料の供給不足、価格高騰が大きな問題となっています。
塗装業への就職や転職を考えている方の中には、
「シンナーが不足したら塗装工事はできなくなるのでは?」
「塗装業界に将来性はないのでは?」
「これから塗装職人を目指しても大丈夫?」
と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、シンナー不足によって塗装工事の仕事そのものがなくなるわけではありません。
一方で、これまでと同じ材料を、同じように仕入れて施工するだけでは対応できない場面が増える可能性があります。今後は、材料の特徴を理解し、現場に合った塗料や施工方法を判断できる職人の価値が、これまで以上に高まっていくと考えられます。
この記事では、2026年に起きているシンナー不足の背景から、塗装工事への影響、塗装業の将来性、今後求められる職人まで分かりやすく解説します。
【目次】
- 2026年にシンナー不足が起きた理由
- シンナー不足が塗装工事に与える影響
- シンナーが不足すると塗装の仕事はなくなる?
- 水性塗料への切り替えは進む?
- シンナー不足の時代に求められる塗装職人
- 塗装業の将来性を左右する会社選び
- グラフトで幅広い塗装技術を身につける
- よくある質問
- まとめ
■2026年にシンナー不足が起きた理由
2026年のシンナー不足には、中東情勢の緊迫化や、原油・石油化学製品を取り巻く供給環境の悪化が関係しています。
塗料やシンナーには、トルエンやキシレンなど、石油から作られる原料が使用されています。原油やナフサの供給に不安が生じると、その影響が原料メーカー、シンナーメーカー、販売店、塗装会社へと広がっていきます。
2026年4月には、日本塗装工業会がシンナー、塗料、副資材の供給不安と価格高騰を受け、国土交通省に緊急要望を提出しました。
要望書では、市場在庫の減少や納入遅延によって、実際の塗装工事の工期にも影響が出始めているとされています。
また、関西ペイントは2026年4月、シンナー製品全般を対象に出荷数量を調整し、4月13日以降の出荷分について、現行価格から50%以上の価格改定を発表しました。
その後、政府による供給拡大の働きかけも進められましたが、6月時点でも現場には供給の偏りや流通の滞りが残っていました。そのため、国土交通省と経済産業省は、供給を必要とする事業者にシンナーメーカーから直接販売する仕組みを開始しています。
つまり、シンナーが日本国内から完全になくなったわけではありません。必要な場所まで材料が届きにくいという、流通面の問題も重なっているのです。
■シンナー不足が塗装工事に与える影響
シンナー不足が続くと、塗装工事の現場ではさまざまな影響が考えられます。
・材料を確保しにくくなる
塗料があっても、希釈や道具の洗浄に必要なシンナーが手に入らなければ、予定していた施工ができないことがあります。
また、同じシンナーでも用途や塗料によって種類が異なります。手元にある別の製品を、自己判断で代用できるとは限りません。
・材料費や工事費が上がる
仕入価格が上昇すれば、塗装会社が負担する材料費も増えます。
これまでの見積金額では材料を確保できず、発注者との価格変更の協議が必要になる場合もあります。
・工事開始が遅れる
必要な塗料やシンナーの納期が延びれば、予定していた日に工事を始められない可能性があります。
塗装工事は足場工事や防水工事、内装工事など、ほかの工程と関係することもあります。塗装だけが遅れることで、工事全体のスケジュールに影響するケースも考えられます。
・使用する塗料の見直しが必要になる
当初予定していた製品が入手できなければ、同等の性能を持つ別製品や水性塗料への変更を検討することがあります。
ただし、塗料は何でも自由に置き換えられるわけではありません。下地との相性、旧塗膜の種類、施工場所、気温、湿度などを確認した上で判断する必要があります。
■シンナーが不足すると塗装の仕事はなくなる?
シンナー不足によって、塗装職人の仕事がすべてなくなるとは考えにくいでしょう。
塗装には、建物をきれいに見せるだけでなく、外壁や屋根、鉄部などを雨や紫外線、サビから守る役割があります。
塗膜が劣化したまま放置されれば、建材の傷みや雨漏りにつながる可能性があります。そのため、住宅や店舗、工場、マンションなどが使われ続ける限り、塗り替えや補修の必要性も残ります。
また、塗装工事で使用されるのは溶剤系塗料だけではありません。
現場によっては水性塗料を使用できるほか、シンナーを使わずに施工できる材料もあります。外壁、屋根、鉄部、木部、内壁、家具など、塗装する対象によって適した材料も異なります。
シンナー不足によって起こるのは、塗装工事の消滅ではなく、使用する材料や施工方法の変化です。
その変化に対応できる会社や職人は、今後も必要とされ続けるでしょう。
■水性塗料への切り替えは進む?
今後は、溶剤系塗料だけに頼らず、水性塗料を活用する動きがさらに進む可能性があります。
塗料業界では以前から、VOCと呼ばれる揮発性有機化合物の排出を抑える取り組みが行われてきました。
日本塗料工業会も、VOCの少ない塗料の開発や、低VOC製品への置き換えを推進しています。水性塗料や粉体塗料は、もともとVOCの少ない塗料として位置づけられています。
水性塗料には、臭いを抑えやすく、住宅や店舗、室内などでも使用しやすいという利点があります。製品開発も進み、耐久性や仕上がりに優れた水性塗料も増えています。
ただし、どの現場でも水性塗料に変更できるわけではありません。
金属部分、旧塗膜の状態、施工時の気温や湿度、求められる耐久性などによっては、溶剤系塗料が適している場合もあります。
大切なのは、「シンナーが不足しているから水性に変える」と単純に考えることではありません。
現場を確認し、求められる性能を整理した上で、適切な塗料を選ぶ必要があります。
材料や工法の変化にも対応できる塗装職人を目指したい方は、まずは募集内容だけでもご覧ください。
■シンナー不足の時代に求められる塗装職人
材料の供給状況が変化する中で、今後は単に塗料を塗れるだけではなく、材料を理解して判断できる職人が求められます。
・下地に合った材料を選べる
塗装する対象が、モルタル、サイディング、鉄、木、コンクリートのどれなのかによって、必要な下塗り材や上塗り材は変わります。
材料不足を理由に相性の悪い塗料を使用すれば、早期の剥がれや膨れにつながる可能性があります。
・水性塗料と溶剤系塗料の違いを理解している
それぞれの特徴や施工条件を理解していれば、材料が変更になった場合も、仕上がりや耐久性への影響を考えながら対応できます。
・使用量を正確に管理できる
必要以上に材料を発注したり、現場で無駄にしたりすれば、ほかの工事に使用できる材料まで減ってしまいます。
塗布量や希釈率を守り、必要な分を適切に使用することも、職人に求められる能力です。
・お客様に変更理由を説明できる
材料や工期が変更になる場合、職人や施工会社には、お客様に分かりやすく説明する力も必要です。
「材料がないから変えます」だけではなく、なぜ変更が必要なのか、性能や仕上がりに問題はないのかを伝えることで、安心して工事を任せてもらえます。
・新しい材料や工法を学び続けられる
塗料は、環境への配慮や耐久性の向上を目的に、今後も改良されていきます。
昔から使っている材料や施工方法だけに固執するのではなく、新しい製品や工法を学べる職人ほど、長く活躍しやすくなるでしょう。
■塗装業の将来性を左右する会社選び
これから塗装職人を目指す場合は、給与や勤務地だけでなく、どのような技術を身につけられる会社なのかを確認することが大切です。
特に確認したいのは、次のような点です。
- 住宅以外の現場も経験できるか
- 外壁だけでなく、屋根や鉄部、木部、内壁にも対応しているか
- 水性塗料と溶剤系塗料の両方を学べるか
- 資格取得を支援しているか
- 材料選びや見積もりについて教えてもらえるか
- 現場を任せてもらえる環境があるか
同じ塗装会社で働いていても、毎回同じ作業の補助だけをしている場合と、さまざまな材料や現場を経験する場合では、数年後に身につく能力が変わります。
材料不足や価格変動が起きても対応できる職人になるためには、一つの工事だけではなく、幅広い経験を積める会社を選ぶことが重要です。
仕事内容や働き方について気になることがあれば、応募前のご相談だけでも問題ありません。
■グラフトで幅広い塗装技術を身につける
株式会社グラフトでは、戸建て住宅の外壁・屋根塗装だけでなく、店舗、工場、マンション、内壁、家具など、さまざまな塗装工事に対応しています。
現場によって、塗装する素材や使用する塗料、求められる仕上がりは異なります。
幅広い現場を経験することで、ローラーや刷毛を使う技術だけでなく、下地の状態を見極める力や、環境に合った材料を考える力も身につけられます。
また、代表は一級塗装技能士と二級建築士の資格を保有しています。塗装だけでなく、建物全体の知識を踏まえた技術や考え方を学べる環境です。
仕事に必要な道具の購入・貸し出しや、塗装技能士などの資格取得費用の支援も行っています。
シンナー不足のように業界を取り巻く環境が変化しても、幅広い知識と技術があれば対応できる可能性は高まります。
未経験から一つずつ経験を積み、時代の変化に対応できる職人を目指したい方を、グラフトでは募集しています。
■よくある質問
・シンナー不足で塗装工事が完全に止まる可能性はありますか?
すべての塗装工事が一斉に止まるとは限りません。
使用する材料や工事内容、会社の在庫や仕入先によって影響は異なります。ただし、希望する製品が入手できず、材料変更や工期調整が必要になる可能性はあります。
・水性塗料ならシンナーは一切必要ありませんか?
塗料自体の希釈にシンナーを使わない製品はありますが、現場全体でシンナーを一切使用しないとは限りません。
使用する下塗り材や道具の洗浄方法などは、製品や工事内容によって異なります。メーカーが定めた仕様を確認することが重要です。
・シンナー不足で塗装職人の収入は下がりますか?
材料不足によって工事が延期されれば、会社の仕事量や売上に影響する可能性はあります。
一方で、材料選定や工程調整ができる職人は、会社にとって重要な存在になります。変化に対応できる技術を身につけることが、長期的な収入の安定にもつながります。
・未経験からでも材料の知識を身につけられますか?
最初からすべての材料を覚える必要はありません。
養生や下地処理、塗装の基本から経験し、先輩の作業を見ながら少しずつ覚えていきます。さまざまな現場を経験できる会社を選ぶことも大切です。
■まとめ
2026年に起きているシンナー不足は、塗装業界にとって無視できない問題です。
材料価格の上昇や納期の遅れにより、見積金額や工期、使用する塗料を見直さなければならない場面も増えています。
しかし、シンナーが不足したからといって、塗装職人の仕事がなくなるわけではありません。
今後は、水性塗料や低VOC塗料を含む幅広い材料の知識を持ち、現場に合った施工方法を判断できる職人が、より必要とされるようになります。
株式会社グラフトでは、戸建て住宅から店舗、工場、内壁、家具まで、幅広い塗装工事を経験できます。
「変化に対応できる塗装職人になりたい」
「未経験から一生使える技術を身につけたい」
という方は、まずはグラフトの採用情報をご覧ください。
募集要項を確認するだけでも構いません。塗装の仕事に少しでも興味がある方からのご連絡をお待ちしています。

